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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻12号

1989年12月発行

文献概要

論述

脊髄Ependymomaの病理学的,臨床的検討

著者: 平松健一1 渡部恒夫1 後藤澄雄1 望月真人1 板橋孝1 鬼頭正士1 守屋秀繁1

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1373 - P.1381

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 抄録:Ependymomaは,様々な形態をとり椎体変化や遠隔転移を来すなど興味深い腫瘍であるが,本邦においては海外に比べて報告例は少なく稀な腫瘍とされている.千葉大学整形外科では,昭和30年より現在迄の間に,Ependymomaの病理診断を受けた脊髄腫瘍17例を経験し手術を施行している.それらを腫瘍形態から馬尾腫瘍型,髄内腫瘍馬尾型,馬尾充満型,髄内腫瘍型,その他の5型に分類し,馬尾に発生する3型について,臨床症状,予後等につき比較検討を加えた.その結果,これらはそれぞれ特徴ある傾向を示した.
 病理組織所見に検討を加えた結果,これらの腫瘍形態の分類と病理組織のtype分類(cellular type,epithelial type,papillary type,myxopapillary type,malignant typeの5型)には,腫瘍の型によっては一定の傾向が認められた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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