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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻12号

1989年12月発行

文献概要

検査法

腰椎,胸椎椎間板穿刺のための斜位直接刺入法

著者: 佐藤哲朗1 平田晋2 金淵隆人3

所属機関: 1東北労災病院整形外科 2県立新庄病院整形外科 3国立療養所西多賀病院整形外科

ページ範囲:P.1439 - P.1447

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 抄録:体位と管球の調節により針の刺入方向と透視の方向を一致させることで,lateral approachによる腰椎,胸椎椎間板の穿刺手技を一次元的な針の深さだけを調節すればよい単純な手技とした.我々はこの方法を斜位直接刺入法と名づけた.実際の椎間板穿刺にあたっては,体位を斜位とし管球を頭尾側に傾けることによって透視の方向を針の刺入方向に一致させている.本法により皮膚刺入部の決定は容易となり,針の刺入にあたっての角度調節は不要となった.あわせてlateral approachにおける針の刺入経路の解剖学的検討を行った.針の刺入経路は解剖学的に限定されたものではあるが,胸椎,腰椎のいずれの椎間板穿刺も安全に行われることを確認した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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