文献詳細
文献概要
臨床経験
腫瘤型筋サルコイドーシスの1症例
著者: 貴島浩二1 田中清介1 富原光雄1 山崎晴彦1 神谷正人1 梁瀬義章1 立花暉夫2
所属機関: 1近畿大学医学部整形外科学教室 2大阪府立病院内科
ページ範囲:P.1453 - P.1456
文献購入ページに移動症例は右肩外側部の腫脹を主症状としたが,ガリウムシンチでは肺門リンパ節,肝内にも集積が見られた.診断にはMRI,血管造影以外に,補助診断としてACE,ツベルクリン反応が有用であったが,組織診断にて正常筋組織内に乾酪壊死を伴わない類上皮細胞,多核巨細胞から成る肉芽腫が形成されていたため確診を得た.現在特に症状の悪化を見ないため内科的に経過観察中である.
掲載誌情報