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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻12号

1989年12月発行

文献概要

臨床経験

外科的治療を要した多発性痛風結節の1例

著者: 中山泰成1 扇内幹夫1 永田善之1 小川剛司1 小林直人1 小室保尚1

所属機関: 1昭和大学附属豊洲病院整形外科

ページ範囲:P.1457 - P.1460

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 抄録:今回我々は長期間放置された多発性痛風結節の1例を経験し,外科的処置を施す機会を得たので報告する.症例は56歳男性,右環指の痛風結節の自潰創より骨髄炎を併発し中節骨にて切断術施行,その後環・小指の伸展障害を認めたので手掌腱膜切離,また手根管を開放し,腱剥離術,尿酸結晶の摘出を施行した.この症例の高尿酸血症の原因は尿酸の生産過剰が腎機能の低下を招いたため,尿酸の排泄が不良となり多発性の痛風結節を生じたものと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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