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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻2号

1989年02月発行

文献概要

手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>

寛骨臼回転骨切り術

著者: 田川宏1

所属機関: 1東京女子医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.173 - P.181

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はじめに
 股関節形成不全や亜脱臼に伴う変形性股関節症に対する手術的治療法には多くの手術術式があるが,股関節形態を再形成して生体力学的にも安定した股関節にしようとする手術の一つが寛骨臼回転骨切り術Rotational acetabular osteotomy(RAO)である.本法の特徴としては本来の関節軟骨をつけたまま寛骨臼を回転移動すること,関節包をつけたままの移動であること,十分な骨頭被覆ができること,骨頭位の内方化ができること,骨盤腔の形に変化を与えないこと,などが挙げられる.ただ術式がやや複雑であり,十分に習熟して確実な手術を行わなければ,よい成績は得られない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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