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臨床経験
両膝関節内に左右対称性に遊離体を認めた1例
著者: 真野道規1 軽部冨美夫1 田中俊也1
所属機関: 1国民健康保険佐久間病院整形外科
ページ範囲:P.231 - P.234
文献購入ページに移動症例は両膝関節痛を主訴とする40歳の男性である.15歳の時,左膝のlocking症状があったが,以後支障なく放置していた.初診時単純X線にて,両膝の前方中央部に円盤状の骨化像がほぼ左右対称性に認められた.関節造影で関節内のものであることを確認したのち摘出術を施行した.病理組織所見では,硝子軟骨層および骨組織層が認められ,変性,線維化,壊死の像を呈していた.
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