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特集 不安定頸椎—基礎と臨床—(第17回日本脊髄外科研究会より)
座長総括/「Ⅱ.病態(2)—X線学的検討—」
著者: 山本博司1
所属機関: 1高知医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.349 - P.351
文献購入ページに移動池田(岐阜大)は461名の症例の頸椎部可動域を測定し,その計測値について主成分値を算出し,症例別及び年齢別の頸椎椎間可動域の特徴について検討した.その結果,脊髄症状例では,環椎後頭間の動きが大きい反面,第3から第6頸椎間の動きが小さいとし,年齢別には,高齢者では全体に動きが悪いが,特に環軸椎間と5/6間での可動域が低下すると報告した.高齢者で下位頸椎の可動域の大きいものはriskが高いというsignになると言えよう.
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