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特集 不安定頸椎—基礎と臨床—(第17回日本脊髄外科研究会より)
座長総括/「Ⅶ.外傷」の部
著者: 金田清志1
所属機関: 1北海道大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.359 - P.360
文献購入ページに移動植田ら(総合せき損センター)の発表は採用論文となっているので内容を省くが,MRIで急性期の棘上棘間靱帯損傷の診断の可能性の質問(北大成田)には症例が少なくわからないが可能であろうと答えた.骨傷の明らかでない頸髄損傷では一椎間のみならず多椎間におよぶことがありその判断をどうするか(島田市民病院野坂)には’現在では前縦靱帯断裂はMRIの駆使で判断できるとした.骨傷のない頸髄損傷で損傷部位決定の最も良い画像診断は何か(富山医薬大加藤)に,平本は脊髄造影とCT,植田はこれらに加えMRIがとって代るだろうとした.手術術式の選択基準は前縦靱帯損傷の明らかなものには前方法を,不明なものは脊柱管拡大術を行うと述べた。
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