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特集 不安定頸椎—基礎と臨床—(第17回日本脊髄外科研究会より)
頸椎後方辷りの臨床的重要性の検討
著者: 国分正一1 桜井実1 鈴木隆1 田中靖久1 松田倫政1 石川隆1 石井祐信2 谷正太郎2 佐藤哲朗3
所属機関: 1東北大学医学部整形外科教室 2国立療養所西多賀病院整形外科 3東北労災病院整形外科
ページ範囲:P.397 - P.403
文献購入ページに移動一般人132人(20〜67歳,平均39歳)における後方辷りの発現頻度は44%であり,決して稀な所見ではない.年齢別では20歳台の19%から60歳台の89%まで増加し,椎間別ではC4-5椎間が31%で最も多かった.頸部痛,神経根症での発現頻度は一般人と差がなかった.
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