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特集 不安定頸椎—基礎と臨床—(第17回日本脊髄外科研究会より)
不安定性頸椎による頸椎症性脊髄症の病態と治療—dynamic canal stenosisの概念から
著者: 福井康二1 片岡治1 庄智矢1 鷲見正敏1 藤田雅之1 鍋島裕次1 一山茂樹1
所属機関: 1国立神戸病院整形外科
ページ範囲:P.405 - P.410
文献購入ページに移動1.上記の条件をもつ本症は,高齢ほど,罹病期間が長くなるほど,動的脊柱管前後径の短縮が生じてdynamic canal stenosisが強度となりすべり度も増大する.そして,すべり度が増大するにつれてdynamic canal stenosisがより強度となって臨床症状が悪化するという傾向がみられた.
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