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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻4号

1989年04月発行

文献概要

特集 不安定頸椎—基礎と臨床—(第17回日本脊髄外科研究会より)

不安定性頸椎による頸椎症性脊髄症の病態と治療—dynamic canal stenosisの概念から

著者: 福井康二1 片岡治1 庄智矢1 鷲見正敏1 藤田雅之1 鍋島裕次1 一山茂樹1

所属機関: 1国立神戸病院整形外科

ページ範囲:P.405 - P.410

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 抄録:頸椎不安定性によるdynamic canal stenosisが主原因と考えられる53症例を対象とし,その病態と治療およびdynamic canal stenosisの概念の妥当性について検討した.
 1.上記の条件をもつ本症は,高齢ほど,罹病期間が長くなるほど,動的脊柱管前後径の短縮が生じてdynamic canal stenosisが強度となりすべり度も増大する.そして,すべり度が増大するにつれてdynamic canal stenosisがより強度となって臨床症状が悪化するという傾向がみられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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