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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻4号

1989年04月発行

文献概要

特集 不安定頸椎—基礎と臨床—(第17回日本脊髄外科研究会より)

アテトーゼ型脳性麻痺に伴う頸椎不安定性

著者: 江原宗平1 米延策雄1 廣島和夫1 藤原桂樹1 山下和夫1 原田武雄1 山崎勇二1 小野啓郎1 梶浦一郎2 大川敦子2 森本吉春3 曽我部靖3 瀬口靖幸3

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室 2ボバース記念病院 3大阪大学基礎工学部

ページ範囲:P.497 - P.503

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 抄録:アテトーゼ型脳性麻痺(以下CP)における頸椎不安定性の特徴とメカニズムを矢状面からみて静的・動的に解析した.アテトーゼ型CPでは,S状カーブを中心とする頸椎malalignmentが多く,それらのカーブの移行椎部や頂椎部に頸椎不安定性を認めた.この頸椎不安定性の出現には頂椎部の水平に近いfacet angleや逆に移行椎部のfacet angleの急激な変化といった静的な構造的因子と動的にはアテトーゼ運動に伴う急速かつ,いびつな頸椎運動の反復が相乗して関与すると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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