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シンポジウム Rb法の限界
Rb法の限界—緒言
著者: 篠原寛休1
所属機関: 1松戸市立病院
ページ範囲:P.598 - P.598
文献購入ページに移動先ず,今回の当研究会の主題として「Rb法の限界」を取り上げた理由は,1957年鈴木良平前長崎大教授がRbを日本に導入して以来,その発祥の地以上に普及及び工夫が凝らされ,優れた成果を挙げつつ今日に至って来たが,1972年頃より京大グループによる先天股脱予防運動の気運が高まり,その成果も又著しいものがあり,Rb法によって治療される側,いわゆる先天股脱の方も変貌し,以前のようにRbで容易に整復される症例が減り,いわゆる難治性の比率が増えて来たこと,Rbも安易に装着しては,いろいろ障害を来すおそれがある等,Rb法も曲り角にさしかかっていると思われたからである.
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