icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻5号

1989年05月発行

文献概要

臨床経験

恒久性膝蓋骨亜脱臼によって生じた膝蓋大腿関節症の1例

著者: 広瀬哲司1 栗原章1 田中賢治1 福原啓文1 水口龍次1 豊田嘉清1

所属機関: 1神戸労災病院整形外科

ページ範囲:P.667 - P.670

文献購入ページに移動
 抄録:膝蓋大腿関節障害はその成因も多く,また,治療法の報告もさまざまである.今回我々は,高度の膝蓋大腿関節症で恒久性に膝蓋骨が亜脱臼位を示した症例を経験した.
 症例は57歳の男性で,幼少時から左膝のgivng way様の症状とそれに伴う膝関節痛とがあった.55歳頃から症状が増強し,歩行不能となった.レントゲン検査などで左膝蓋大腿関節には著明な関節症変化を認め,膝蓋骨は外側亜脱臼の位置にあったがその位置は膝関節の屈曲角度によって不変であった.この症例に対してCave-Rowe法に準じたarthroplastyを行い,良好な結果を得ることができた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら