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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻6号

1989年06月発行

文献概要

視座

スポーツドクター制度に思う

著者: 梅原忠雄1

所属機関: 1獨協医科大学

ページ範囲:P.679 - P.679

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 昨年より日本医師会がはじめた健康スポーツ医学講習会を履修すると,健康スポーツドクターとして認められると聞く.スポーツドクター制度を振り返ってみると,この制度は東京オリンピックの際,諸外国の各競技団体に所属しているスポーツドクターの活躍をまのあたりにみて,日本体育協会では日本にもこの制度を取り入れ,選手の健康管理,体力づくり,競技力の向上などに直接活躍できる組織造りをしようという考えを打ち出した.
 しかし当時はスポーツに興味を持つドクターは少ないところから,まずスポーツドクターを養成しようと昭和52年頃より毎夏に,日体協傘下の各競技団体所属のドクターを集めて講習会が始められた.この講習会が一区切りできた昭和57年より日体協公認スポーツドクター制度が発足した.当時のスポーツドクターは各人が得意とした種目の競技団体に密着して活躍し,国際大会などでは医事運営に直接当って競技会の円滑な運営に貢献した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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