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論述
分類上,解釈困難なdiscogramの解析
著者: 伊藤茂彦12 室捷之1 錦見純三1 伊藤裕夫1 二宮正志1 森宗茂1 水野直門1 鈴木博明1 山下弘1
所属機関: 1岐阜県立多治見病院整形外科 2社会保険中京病院整形外科
ページ範囲:P.689 - P.695
文献購入ページに移動1)Type A〔線維輪内造影〕9例9椎間.辺縁線維輪のごく一部のみが造影されており,発生は手技上の問題と思われた.2)Type B〔髄核左・右(前・後)部分造影〕15例18椎間.CTDでは,本来あるべき髄核の位置の半分までが造影されていた.原因としては,髄核内部の不均一性・cellular matrix・septumの存在などの髄核の病態構造的要因の他に,線維輪内層の断裂の関与も疑われた.3)Type C〔髄核上・下部分造影〕12例13椎間.lazy-H型を示す髄核の上下いずれか半分しか造影されていなかった.椎間板変性の少ない,線維輪内層の髄核方向の陥入の顕著な青年層に生じやすい傾向があった.
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