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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻7号

1989年07月発行

文献概要

論述

軟部腫瘍における骨シンチグラフィーの意義

著者: 松本誠一1 川口智義1 網野勝久1 真鍋淳1 古屋光太郎2 磯辺靖2

所属機関: 1癌研究会附属病院整形外科 2東京医科歯科大学整形外科

ページ範囲:P.785 - P.790

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 抄録:軟部腫瘍107例に対し術前検査として骨シンチを施行した.その結果,①骨シンチは骨X-PやCT scanよりも鋭敏に軟部肉腫の骨浸潤の有無を描出することが可能であり治療計画を立てる上で有用な検査であった.②初診時骨転移は70例中4例に認められたがこれらは全例肺転移を合併していた.③腫瘍サイズの大きい症例や腫瘍内に石灰化や骨化を伴う症例では骨シンチにより腫瘍が描出される傾向が見られたが一般に骨シンチの集積像から組織型を類推するのは困難であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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