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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻7号

1989年07月発行

文献概要

臨床経験

脊髄性間欠跛行の臨床的検討

著者: 菊地臣一1 蓮江光男2

所属機関: 1福島県立医科大学整形外科学教室 2日本赤十字社医療センター整形外科

ページ範囲:P.837 - P.841

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 抄録:脊髄性間欠跛行を呈した4例(頸椎症性脊髄症2例,胸椎部黄色靱帯骨化症1例,脊髄血管奇形1例)の臨床的検討を行った.脊髄性間欠跛行の特徴は,自覚的には体幹から下肢にかけての絞扼感,しびれおよび下肢の脱力感であり,疼痛は訴えない.他覚的には歩行負荷による錐体路徴候の出現・増強により確認できる.外科的処置により脊髄性間欠跛行はすみやかに消失する.外的因子による本症の発生には脊髄血管系の関与が疑われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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