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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻8号

1989年08月発行

文献概要

論述

著明な外反動揺性を示した新鮮膝関節靱帯損傷の検討

著者: 中村博行1 史野根生1 井上雅裕1 浜田雅之1 中田研1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.915 - P.918

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 抄録:著明な外反動揺性を示す新鮮膝関節靱帯損傷は,MCL完全損傷にACL損傷の合併が多いと言われるが,その他の関節構成体の合併損傷についてはまとまった報告はない.我々は如何なる合併損傷が生じるかを調べる目的で当科の最近5年間の症例について検討した.対象は1982年から1986年に当科を受診し,著明な外反動揺性を示した新鮮膝関節靱帯損傷30例30膝で,年齢は16歳〜64歳(平均27.3歳),全例関節鏡もしくは手術を施行した.
 (結果)MCL単独損傷4例,ACL損傷合併19例,ACL・PCL損傷合併4例,ACL・LC損傷合併2例,ACL・LCL損傷合併1例であった.半月損傷は12例であり,MM 5例,LM 7例で内外側半月損傷はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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