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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻8号

1989年08月発行

文献概要

手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>

高位脛骨骨切り術

著者: 緒方公介1

所属機関: 1九州大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.929 - P.936

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 変形性膝関節症に対する高位脛骨骨切り術の適応,術式,矯正角度,後療法については諸家によりまちまちである.術式では楔状骨切り(closing wedge osteotomy)に内固定を使用する方法と1,2,7,9,14,15,21),ドーム状骨切りに創外固定を使用する方法がよく用いられている2,12),合併症は比較的少ないと言われているが,偽関節,腓骨神経麻痺,感染,コンパートメント症候群などの発生も見られており,本手術は必ずしも技術的に容易で安全なものではない2,4,11,16,19,20).術後成績は矯正角に大きく影響され,適度に過矯正された症例では長期にわたり優れた除痛効果が期待できる1,5,10)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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