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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻8号

1989年08月発行

文献概要

臨床経験

尺骨神経麻痺を伴ったMilch Type I上腕骨内顆骨折の1例

著者: 上石聡1 伊藤恵康1 堀内行雄1 高山真一郎1 市川亨1 山中一良1 三倉勇閲2 松林経世2 野々宮広章2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室 2至誠会第2病院整形外科

ページ範囲:P.983 - P.986

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 抄録:我々は極めて稀な,尺骨神経麻痺と肘関節脱臼を伴うMilch Type I上腕骨内顆骨折を経験した.
 症例:8歳女児,雲梯より落下し,左肘関節屈曲位で肘部を打撲した.初診時,中等度の尺骨神経麻痺がみられた.X線写真では,上腕骨内側上顆より滑車に至る骨折で,骨片は遠位に回転転位し,肘関節の後側方脱臼を伴っていた.受傷4日後に観血的整復固定術を行った.尺骨神経は中枢骨折端に引っかかり,牽引と圧迫を受けていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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