臨床整形外科24巻9号

1989年09月発行

論述

大腿骨頸部骨折を合併した片麻痺患者の移動能力

著者： 薩摩真一¹ 角田雅也¹ 早川啓¹ 高田正三¹ 坂田敏郎¹ 中島咲哉¹ 澤村誠志¹ 南久雄²

所属機関： ¹兵庫県玉津福祉センターリハビリテーション附属中央病院整形外科 ²兵庫県立柏原病院整形外科

ページ範囲：P.1021 - P.1025

　抄録：脳血管障害後の片麻痺患者に合併した大腿骨頸部骨折の予後につき，年齢，性別，治療法などの点から検討した．
　対象は昭和45年から昭和62年にかけ当センターで治療を行った17例である．性別は男性5例，女性12例，年齢は49歳から77歳にわたり平均63.6歳であった．