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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科24巻9号

1989年09月発行

文献概要

手術手技 私のくふう

Cotrel-Dubousset instrumentationによるpedicle screw fixationを併用した腰椎後側方固定術

著者: 宮下裕芳1 熊野潔1

所属機関: 1関東労災病院整形外科

ページ範囲:P.1077 - P.1083

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 抄録:腰椎後側方固定術に対し,われわれは従来のinstrumentationの短所を補い,さらに臥床期間を短縮するとともに骨癒合をより確実にする手術法として,Cotrel-Duboussetのinstrumentationを使ったpedicle screw fixationを併用して行った.この方法(CD法)が従来の方法(従来法)との比較において,その長短の検討を目的とした.対象はCD法34例と従来法の9例で,手術方法と手術結果を比較して以下の結論が得られた.
 本法は従来法に比べ手技はやや煩雑で,手術時間は長く出血量は多くなるが,術後の臥床期間は顕著に短縮される.本法は,特に2椎間以上の固定や広範な椎弓切除術への併用,辷り症および不安定性のある腰椎に対し,骨癒合と術後早期の成績に信頼がおける術式と考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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