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臨床経験
ソフトボール選手にみられた上腕骨疲労骨折の1例
著者: 山本和司1 村上敬明1 高橋洋1 三木仁1
所属機関: 1三木整形外科病院
ページ範囲:P.1099 - P.1101
文献購入ページに移動症例は13歳の男子で右利き,守備位置は外野.昭和62年4月より1日約3時間の練習をほぼ毎日行っていたところ,5月末頃より投球時に右上腕部痛が出現した.6月23日の初診時,右上腕外側中央部に圧痛があり,X線上右上腕骨骨幹部外側に均一な骨膜反応像を認めたので上腕骨疲労骨折と診断.右上肢の安静を指示し,5週間で症状消失した.初診後10週で投球再開したが,4カ月後の現在症状の再燃はない.
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