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論述
前十字靱帯不全膝に使用する膝装具の制動効果に関する定量的検討
著者: 平岡正毅1 安田和則1 青木喜満1 尾崎清隆1 金田清志1
所属機関: 1北海道大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.11 - P.16
文献購入ページに移動麻酔下において,前方動揺性は装具非装着時13.9±2.4mm(平均±標準偏差)であり,HKB装着時では3.4±1.4mm,4PB装着時では3.0±1.3mmであった.非麻酔下における装具非装着時,HKBおよび4PB装着時の値は,それぞれ12.9±1.8mm,4.0±1.0mm,3.3±1.1mmであった.麻酔下における両装具の制動率は,HKBが75.0±9.4%,4PBが78.4±10.3%であり,両装具間に有意差は存在しなかった.両装具ともに効果の限界を知り,またそれぞれの装具の長所を生かして使用するならば,臨床上有用であると考えられた.
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