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シンポジウム 全人工股関節置換術―セメント使用と非使用:その得失―
セメント使用型THR
著者: 宇田川英一1
所属機関: 1群馬大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.24 - P.29
文献購入ページに移動成績を概観すると初期成績は非常に優れており除痛効果が著明である.然し術後7~8年頃より歩行時疼痛の発来する症例が出始め成績は動揺し,更に経過すると明らかなprosthesisの転位を認める例が年と共に増加する.臨床症状からもX-P上からも全く問題のない症例は術後10年経過例で46%,術後15年経過例で40%である.再手術を要した症例は再置換33関節,感染による抜去6関節,計39関節4.6%である.
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