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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻1号

1990年01月発行

文献概要

シンポジウム 全人工股関節置換術―セメント使用と非使用:その得失―

セメント使用型THR

著者: 宇田川英一1

所属機関: 1群馬大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.24 - P.29

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 抄録:1969年8月より1989年4月迄に817例1012関節のCharnley型THRを行った.術後追跡し得ている症例は681例で追跡率83.3%である.最長観察例は術後19年を経た3例5関節である.
 成績を概観すると初期成績は非常に優れており除痛効果が著明である.然し術後7~8年頃より歩行時疼痛の発来する症例が出始め成績は動揺し,更に経過すると明らかなprosthesisの転位を認める例が年と共に増加する.臨床症状からもX-P上からも全く問題のない症例は術後10年経過例で46%,術後15年経過例で40%である.再手術を要した症例は再置換33関節,感染による抜去6関節,計39関節4.6%である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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