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文献概要
臨床経験
特異な臨床像を呈した腱鞘巨細胞腫の2例
著者: 田辺恒成1 吉原美恵子1 坂田悍教1 大森祐宏2
所属機関: 1埼玉医科大学整形外科学教室 2青梅市立総合病院整形外科
ページ範囲:P.99 - P.102
文献購入ページに移動症例は37歳,女性.右第5指基節部腫瘤に3回の摘出術を施行した.しかし再発し,昭和62年8月,第4回目の腫瘤摘出術を施行した.13年間の経過の中で,単発性から多発性へ,被包性型(encapsulated type)よりびまん性型(diffuse type)へと移行した.また,組織学的には良性であるが,結合織性被膜が消失し,再発しやすい変化をしていた.
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