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臨床経験
多発性骨嚢腫の1例
著者: 馬庭壯吉1 朱尚孝2 高田晃平1 廣谷速人1
所属機関: 1島根医科大学整形外科学教室 2石心会狭山病院整形外科
ページ範囲:P.1183 - P.1187
文献購入ページに移動本症例は,29歳,女性で,上腕骨近位骨幹端部,有頭骨,有鉤骨および中足骨頭の4カ所に骨嚢腫を認めた.骨皮質が菲薄化し,病的骨折を起こす可能性の高かった上腕骨と有頭骨に対して掻爬・骨移植を行い,有鉤骨と中足骨に対しては,穿刺後ステロイド剤注入を行った.術後3年5カ月の現在,再発はなく,経過は良好である.
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