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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻11号

1990年11月発行

文献概要

論述

脊椎外科手術における回収式自己血輸血

著者: 冨士武史1 竹本勝一2 白崎信己3 山下和夫1 中井毅1 濱田秀樹1

所属機関: 1大阪府立病院整形外科 2八尾市立病院整形外科 3大阪船員保険病院整形外科

ページ範囲:P.1232 - P.1237

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 抄録:脊椎外科手術における回収式自己血輸血の適応と限界を知る目的で,1985年から1988年の間に行った脊椎外科手術216例を対象として検討した.術中回収式自己血輸血にはヘモネティクス社製セルセーバー3および4を用い,セルセーバー使用群104例,セルセーバー非使用群112例を術中出血量500ml以下,501~1000ml,1001~2000ml,2001ml以上,の各4群に分類し,同種血輸血量,同種血輸血率,無同種血輸血例の比率,術前後のヘマトクリット値を比較した.その結果,脊椎外科手術において以下のことが判明した.
 1)術中回収式自己血輸血で各出血量において同種血輸血量を減少できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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