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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻11号

1990年11月発行

文献概要

臨床経験

レスリング選手にみられた前方関節包に骨化を伴う習慣性肩関節亜脱臼の1例

著者: 廣野正邦1 水野耕作1 橋村正隆1 黒坂昌弘1 廣畑和志1

所属機関: 1神戸大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1283 - P.1286

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 抄録:21歳男性で,右肩後方より上腕にかけた疼痛を主訴に来院した.以前より大学のレスリング同好会にて肩関節の外転外旋が強制される関節技を何度も受けていた.我々は,習慣性肩関節亜脱臼と診断し,Bankart法による手術的治療を行った.この際,関節唇及び関節包は前中央より前下方にかけて剥離され,関節包には小指頭大の骨片が認められた.その組織像において軟骨細胞と共に骨芽細胞が多数存在し,幼若なwoven boneが認められ,旺盛な内軟骨性骨化を示していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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