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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻12号

1990年12月発行

文献概要

臨床経験

先天性鎖骨偽関節症の1治験例

著者: 西川真史1 原田征行1 藤啓1 坪健司1 中沢重信1

所属機関: 1弘前大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1411 - P.1414

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 抄録:先天性鎖偽関節症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
 対象は7歳女児.主訴は右鎖骨部の突出変形.満期自然分娩にて2850gで出生.1歳頃母親が右鎖骨の突出変形に気づいた.本人の変形に対する改善の希望が強くなり,1989年3月15日弘前大学病院入院.右鎖骨中央で直径2cmの異常可動性のある骨性突出を認めるが,圧痛,運動痛はない.X線では,右鎖骨中央で骨の連続性が断たれ,偽関節様であったが,骨片の相対する端部に硬化像はなく,仮骨形成も認めなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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