文献詳細
文献概要
臨床経験
先天性鎖骨偽関節症の1治験例
著者: 西川真史1 原田征行1 藤啓1 坪健司1 中沢重信1
所属機関: 1弘前大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1411 - P.1414
文献購入ページに移動対象は7歳女児.主訴は右鎖骨部の突出変形.満期自然分娩にて2850gで出生.1歳頃母親が右鎖骨の突出変形に気づいた.本人の変形に対する改善の希望が強くなり,1989年3月15日弘前大学病院入院.右鎖骨中央で直径2cmの異常可動性のある骨性突出を認めるが,圧痛,運動痛はない.X線では,右鎖骨中央で骨の連続性が断たれ,偽関節様であったが,骨片の相対する端部に硬化像はなく,仮骨形成も認めなかった.
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