icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻12号

1990年12月発行

文献概要

臨床経験

指伸筋腱脱臼の1例

著者: 後藤孝浩1 宮田守雄1 方宇壽恒1 川村正典1

所属機関: 1岩手県立中央病院整形外科

ページ範囲:P.1415 - P.1418

文献購入ページに移動
 抄録:患者は61歳,男性.虫撥き動作後の右中指MP関節部痛のため来院.外傷性指伸筋腱脱臼と診断し,手術による治療で良好な結果を得た.
 手指伸筋腱脱臼は変性性のものを除くと比較的稀で,報告されているものに本症例を含めると51例(64指)である.その中では外傷性が半数以上で中指が70%を占めている.伸筋腱脱臼のメカニズムについては手背腱膜の構造とその解剖学的名称がはっきり整理されていないため,報告者によって見解が異なる.治療法は大部分の症例に手術が行われ,さまざまな手術法で良好な成績が得られている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら