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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻12号

1990年12月発行

文献概要

臨床経験

脊椎血管腫の1例―骨蝋とオキシセルでくふうした新しい術中止血法の試み

著者: 斎藤晴彦1 見松健太郎1 原田敦1 村松哲雄2 矢崎進2

所属機関: 1名古屋大学医学部整形外科学教室 2東海市民病院整形外科

ページ範囲:P.1419 - P.1422

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 抄録:第2胸椎血管腫による高度の脊髄障害があり,椎弓から棘突起にかけて骨内が空洞化し,術中に大量の出血が予想される1症例に遭遇した.この症例に対して,椎弓にあけた小孔より骨蝋とオキシセルを密に詰め込んで止血し,最少限の出血で安全にlaminectomyおよび腫瘍摘出術を行うことができた.この方法は,栄養血管の豊富な脊椎腫瘍の椎弓切除術に応用できるのではないかと考えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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