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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻2号

1990年02月発行

文献概要

視座

先天股脱における予防とRiemenbügelの意義

著者: 岩崎勝郎1

所属機関: 1長崎大学整形外科

ページ範囲:P.115 - P.115

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 先天股脱の分野で,Riemenbügel(RB)の導入とそれ以後の治療法の発展,および予防の概念の開発と普及は本邦の方が諸外国より著しく進歩していると私は考えている.前者は鈴木良平先生の,後者は石田勝正先生の業績に負うところが大きいが,さらに日本の整形外科医が積極的にしかも情熱的に先天股脱の治療にとり組んできた結果でもある.そして先天股脱研究会が,多くのデータを集約し,分析し,研究方向の軌道修正を行ってきたという点で非常に重要な役割を演じたことはいうまでもない.
 ところでRB導入後約30年,予防の普及後約15年経過した今日は,まさにこれらの成果を判定し吟味する時期であろうと思う.自験例の成績も含めて,一般に報告されている成績をまとめてみると次のようなものではないだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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