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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻3号

1990年03月発行

文献概要

シンポジウム 予防処置導入後の乳児先天股脱

一地域にみる新生児および乳幼児先天股脱の発生頻度

著者: 園部成喜1 菊池一郎1 柳沢正信1 渡辺真1

所属機関: 1福島県立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.264 - P.267

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 抄録:一地域における先天股脱の発生頻度を,就学児童全員を対象に,先天股脱予防処置導入徹底前後の10年間調査し,これらの児童の出生時期に行われた新生児検診の結果と比較検討した.先天股脱の発生頻度は予防処置導入前の2.87%から導入後の1.20%へと減少していた.この発生頻度の推移は新生児先天股脱の発現率と平行して減少を示すものであった.減少率は臼蓋形成不全のような軽度の異常に著明であり,脱臼・亜脱臼も減少させるが減少率は劣っていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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