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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻3号

1990年03月発行

文献概要

臨床経験

Polyostotic fibrous dysplasiaに合併した後側彎変形の1例

著者: 秋山治彦1 四方實彦1 清水克時1 清水和也1 石井真介1 山室隆夫1

所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.335 - P.337

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 抄録:fibrous dysplasiaは線維性骨病変を示す良性疾患である.このうちpolyostotic typeは約20%にみられるが脊椎病変が問題となる例は極めて稀であり,著明な後側彎変形に対する手術報告はない.症例は,亀背を主訴とした34歳の女性である.脊柱は側彎20度・後彎142度で,T9からT12にかけて嚢腫様変化に伴う椎体の圧潰と前方の骨癒合がみられた.本症例に対し変形の矯正と進行防止を目的として前方解離・固定術及び後方固定術を施行した.術後8カ月を経た現在,後彎は118度に改善し,loss of correctionもみられない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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