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特集 不安定腰椎(第18回日本脊椎外科研究会より)
第18回日本脊椎外科研究会を開催して
著者: 山本博司1
所属機関: 1高知医科大学整形外科
ページ範囲:P.353 - P.353
文献購入ページに移動不安定腰椎を招く病態因子として,先天的弱点,分離症,椎間板障害,椎間関節形態特性,空間における位置関係,日常生活環境,,加齢的変化など様々あり,これらが多因子性に関与している.不安定という物理学的な見方をするならば,近年のバイオメカニクス的解析手法の進歩は目ざましいものがあり,病態分析に重要な役割を果たしてくれるものと期待される.実際に,バイオメカニクス面から解析した優れた報告がいくつか出され,はっきりとした病態解明への進歩に接することができた.
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