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特集 不安定腰椎(第18回日本脊椎外科研究会より) 座長総括
「Ⅰ.運動解析」の部
著者: 辻陽雄1
所属機関: 1富山医科薬科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.354 - P.355
文献購入ページに移動まず山元(北大)らはエール大学との共同研究として新鮮屍体腰椎柱を用いて,長軸圧縮荷重下で屈曲伸展回旋を行わせ,脊椎の動きを実験的に解析した.回旋を強制すると側屈運動が一定のパターンすなわちL1-2~L2-3では荷重と反対方向の側屈,L4-5およびL5-Sでは同じ方向への側屈がみられ,それはL4-5に応力集中がおこることを示唆し,側彎強制で軽度屈曲と反対方向への回旋を,屈曲伸展では,couplingはみられなかったという.これらの所見は従来の定説と一致し,かつより生理的に近いデータと考えられるとした.
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