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特集 不安定腰椎(第18回日本脊椎外科研究会より) 座長総括
「Ⅶ.後側方固定術」
著者: 竹光義治1
所属機関: 1旭川医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.363 - P.365
文献購入ページに移動42―木下(信州大)は,1970隼以降,腰椎分離辷り症20例に対し,PLF 11例,前方固定術(ASF)8例を行った結果,ASFは殊に辷り高度例では完全固定が困難で,神経除圧ができないことより,根障害が遺残し成績はよくなかったのに対し,PLF群では辷り度の大きい例での神経根障害例でも直視下に対応でき,好成績であった,と報告した.本発表に対し,平林は,演者が行ったASFの成績不良の原因はASFそのものの欠点ではなく,癒合不全を来したためで,再度ASFを行い成功すれば全治した筈,とコメントした.
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