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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻4号

1990年04月発行

文献概要

特集 不安定腰椎(第18回日本脊椎外科研究会より) 論文

腰仙椎instrumentationのstabilityに関する実験的研究

著者: 朝妻孝仁1 鈴木信正2 平林洌3

所属機関: 1 2済生会中央病院整形外科 3慶應義塾大学整形外科

ページ範囲:P.515 - P.525

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 抄録:ブタ腰仙椎を用いて各種instrumentationによる固定後の各椎間の可動域を計測,比較,検討した.使用したinstrumentationは,Harrington sacral bar system(HR),Luque Galveston system(LQ),Steffee plate(ST),Vermont Fixateuer(VT),Zielke posterior system(ZL),Zi-Lu-Ki(ZLK)の6種類である.各instrumentationによりL5/6,L6/7,L7/Slの3椎間を固定した後,実験用フレームに標本を設置し,前屈,後屈,左右側屈,両回旋の各torqueを段階的に加えた.stereophotogrammetry systemを用いて,各椎間の可動域を計測したところ,ST,VT,ZL,ZLKのpedicle screw systemは,HR,LQに比して優れた固定力を示した.また固定後の各椎間の可動域は,一般的に固定範囲の中央の椎間(L6/7)で最も小さかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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