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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻5号

1990年05月発行

文献概要

臨床経験

硬膜内に脱出した腰椎椎間板ヘルニアの1例

著者: 片岡祐司1 杉浦昌1 佐々木哲1 杉浦英志1 久原肇2 杉浦皓3

所属機関: 1市立岡崎病院整形外科 2市立岡崎病院臨床検査科病理 3整形外科杉浦医院

ページ範囲:P.631 - P.635

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 抄録:硬膜内脱出ヘルニアは,1942年Dandyが最初に報告して以来現在までに著者らの症例を含めて本邦17例海外49例と極めてまれである.著者らの経験した1例を文献的考察を加えて報告した.本病態の特徴は,40歳代に多く,既往に慢性の坐骨神経痛あるいは腰痛を有し,多くは急性の馬尾症候群のかたちで発症する.罹病部位はL4/5に多く,ミエロで完全ブロック像を呈すが,術前診断不能例が多い.一般に予後良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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