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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻5号

1990年05月発行

文献概要

臨床経験

Ivory epiphysisの1例

著者: 和栗祐子1 植家毅1 高井康男1 宇佐美平雄1 石川敦1 杉浦保夫2

所属機関: 1名古屋市立城西病院整形外科 2西尾市民病院整形外科

ページ範囲:P.647 - P.650

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 抄録:Ivory epiphysisとは,正常な形態であるが均一な濃度をもったhigh density epiphysisで,X線上骨梁構造の認められないものをいい,通常,第2-5指の末節骨および第5指中節骨にみられる骨変化である.この変化はnormal variantといわれているが,tricho-rhino-phalangeal syndromeなどの先天性骨系統疾患にも高頻度に認められるという報告もある.
 今回我々は,典型的なivory epiphysisの1症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
 本症例のivory epiphysisは,経過とともにdensityの低下がみられ,1年後にはほぼ正常の骨梁構造を呈する骨端核となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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