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足関節果部骨折分類の検討―Lauge-Hansen分類とKelikian分類の比較
著者: 猿渡勝義1 井上博2
所属機関: 1猿渡整形外科 2筑豊労災病院整形外科
ページ範囲:P.831 - P.837
文献購入ページに移動L-H分類の単純X線分類での分類不能例は29.2%,stress撮影による分類不能例も15.0%を占め,特にsupination external rotation(以下SER)損傷とpronation abduction(以下PA)損傷,PAとpronation external rotation(以下PER)のlow stageの損傷の区別が出来にくい傾向を示した,一方,Kelikian分類は単純X線のみで十分分類可能であった.即ち,Kelikian分類は簡潔で,単純X線での明確な分類が可能であり,彼の述べる多因子損傷を十分理解して治療にあたれば,極めて有用な分類と思われる.
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