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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科25巻9号

1990年09月発行

臨床経験

Bateman型人工骨頭のinner bearing破損の1例

著者: 仲俊之1 安藤御史2 後藤英司2 末松典明3 松浦順3

所属機関: 1遠軽厚生病院整形外科 2旭川医科大学整形外科学教室 3北見赤十字病院整形外科

ページ範囲:P.1097 - P.1100

文献概要

 抄録:Bateman型人工骨頭置換術後6年2カ月でinner bearingの破損に伴う脱臼を生じた1例を経験した.術中所見では,inner bearingの一部に局在する摩耗とスリット部high density polyethylene(以下HDPと略す)の破損がみられ,約3分の1が遊離していた.outer headとinner bearingをBateman UPF IIにて置換を行い,脱臼を整復した.術後2カ月の現在,再脱臼なく歩行している.本邦での同様の報告はなく,破損,脱臼の原因は,構造的欠陥によると考えられ,考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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