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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻1号

1991年01月発行

文献概要

臨床経験

下肢変形を主訴としたSchwartz-Jampel症候群の1例

著者: 時岡孝光1 千田益生1 江口寿栄夫1

所属機関: 1高知県立子鹿園

ページ範囲:P.79 - P.82

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 抄録:下肢変形を主訴とした極めて稀なSchwartz-Jampel症候群の1例を経験した.症例は女児で,4カ月時,O脚を主訴として初診し,歩行開始後X脚となった.次第に両側肩,肘,股,膝関節の可動域制限,percussion myotoniaが顕著となって5歳時に診断が確定した.10歳の現在,眼裂狭小,筋緊張亢進,低身長,X脚を呈する.X線で骨端異形成あり,特に股関節は外反股,扁平骨頭,水平臼蓋で,脊椎は扁平椎で後彎変形を示した.筋電図では急降下爆撃音を伴うmyotonic dischargeを示した.症例を供覧し,文献的考察を加えて報告した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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