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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻12号

1991年12月発行

文献概要

論述

脊柱後側彎症に対する手術的治療

著者: 大谷清1 杉原繁明1 喜多章介1 伊佐治純1 手塚正樹1 斉藤正史1 柴崎啓一1 中井定明2

所属機関: 1国立療養所村山病院整形外科 2藤田学園保健衛生大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1336 - P.1346

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 抄録:過去15年間に国立療養所村山病院で手術的治療を行った後側彎症は27例であり,これは同年間の全脊柱変形手術例235例の11.5%である.後側彎症の病因は,先天性,神経線維腫症がほとんどであった(92.6%).脊髄麻痺合併例は3例11.1%で,我々の経験した脊柱後彎例の麻痺合併例46/80例,57.5%に比べてかなり少ない.
 手術法は11例40.7%にHarrington手術を行ったが,後側彎度の矯正成績は悪い.その理由は重度変形で,しかも成人例で,rigid curveが多いことにある.手術による重篤合併症はなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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