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手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>
麻痺性足部変形に対する軟部組織解離術(総論)
著者: 亀下喜久男1
所属機関: 1神奈川県立こども医療センター整形外科
ページ範囲:P.1361 - P.1367
文献購入ページに移動麻痺性足部変形は一次あるいは二次ニューロンの障害による運動麻痺が原因となり,痙縮,筋力低下による筋力不均衡,支持性の低下(荷重),不良肢位などが複雑に関与して発生し,進行する.
初めは,麻痺足の変形は拘縮はなく,いわゆる“floppy”の状態である(先天性麻痺性の変形を除く).しかし,日時の経過とともに筋の拘縮を初めとして靱帯および関節包の拘縮が起こり,さらには成長に伴い二次的骨変形も加わって,やがて変形は固定性になってくる.
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