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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻12号

1991年12月発行

文献概要

手術手技シリーズ 関節の手術<下肢>

麻痺性足部変形に対する軟部組織解離術(総論)

著者: 亀下喜久男1

所属機関: 1神奈川県立こども医療センター整形外科

ページ範囲:P.1361 - P.1367

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I.麻痺性足部変形について
 麻痺性足部変形は一次あるいは二次ニューロンの障害による運動麻痺が原因となり,痙縮,筋力低下による筋力不均衡,支持性の低下(荷重),不良肢位などが複雑に関与して発生し,進行する.
 初めは,麻痺足の変形は拘縮はなく,いわゆる“floppy”の状態である(先天性麻痺性の変形を除く).しかし,日時の経過とともに筋の拘縮を初めとして靱帯および関節包の拘縮が起こり,さらには成長に伴い二次的骨変形も加わって,やがて変形は固定性になってくる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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