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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻12号

1991年12月発行

文献概要

臨床経験

足背に発生した腱鞘線維腫の1例

著者: 木下嚴太郎1 岩田康男1 山田博1 立石博臣1 圓尾宗司1 森田宗志1 有澤修2

所属機関: 1兵庫医科大学整形外科学教室 2千船病院整形外科

ページ範囲:P.1419 - P.1422

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 抄録:第3長趾伸筋腱腱鞘より発生した腱鞘線維腫の1例を経験した.本症例の疼痛には趾神経の圧排が関与しているものと思われた.病理組織学的には豊富な膠原線維と少量の線維芽細胞およびslit状の血管を認めた.電顕では,卵円型の核を有する紡錘型の細胞を認めた.その豊富な細胞質内には,拡張したrough-ERを豊富に認め,その他,fine cytoplasmic filamentの集簇やmitochondriaも散見された.治療としては,被膜およびparatenonを合併切除したが,機能障害はなく,1年4ヵ月後の現在,再発を認めていない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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