icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科26巻12号

1991年12月発行

文献概要

臨床経験

両側膝蓋靱帯皮下断裂の1症例

著者: 新井厚1 白倉賢二2 鎌田真彦1 吉沢夏人1 笠原進1 館野勝彦1

所属機関: 1多野総合病院整形外科 2群馬大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1423 - P.1427

文献購入ページに移動
 抄録:膝伸展機構損傷のうち膝蓋靱帯損傷は,稀なものであるが,我々は昭和61年2月に左側,平成2年6月に右側と,別の時期に両側の膝蓋靱帯損傷を起こした症例について報告した.
 臨床所見では損傷部位に圧痛と腫脹を認め,X線像では膝蓋骨高位を認めた.治療は,MacLaughlin法に準じ観血的に治療し良好な結果を得た.手術所見では,右側は膝蓋骨付着部にてわずかの剥離骨片を伴い靱帯実質部で完全断裂しており,左側は内側4/5が膝蓋骨付着部,外側1/5が脛骨粗面付着部にて断裂していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら