文献詳細
文献概要
シンポジウム 先天性股関節脱臼に対する治療法の限界と展望
広範囲展開法
著者: 小田浤1
所属機関: 1岡山大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.157 - P.161
文献購入ページに移動今回,手術時年齢が1~3歳で,術後10年以上経過した39例45股を対象に,その治療成績を臨床的ならびにX線学的に検討した.McKayの臨床評価は,excellentが37股82.2%で,good 3股,fair 5股であった.α角は3,6,10歳時と,またCE角も3,6,10歳,最終調査時と有意の差をもって増加していた.術後平均12年9カ月の最終調査時,Severin評価はI群28股(62.2%),II群10股(22.2%),III群6股,IV群1股と優れていた.
掲載誌情報