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シンポジウム 先天性股関節脱臼に対する治療法の限界と展望
ペルテス様変化について
著者: 岩崎勝郎1
所属機関: 1長崎大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.171 - P.179
文献購入ページに移動ペルテス様変化発生時のX線像は,①外側変形型,②内側変形型,③扁平不整型,④分節型,⑤metaphysis変化型,⑥消失型,⑦出現遅延型の7型に分けられた.そして,成長終了時には,①と②はKalamchi and MacEwenのgroup 1に,⑤はgroup 3に,⑥,⑦はgroup 4に進展している例が多かったが,③と④は多彩な変形のきかたを示した.手術例のX線学的成績を調査した結果,大腿骨側,臼蓋側いずれの操作でも本症の自然経過を変えることはできず,本症の予後は,発症時すでに決っていると考えられた.
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